数日前はまったく感じられなかったのに、今晩の帰途にとつぜん、夜空に甘いキンモクセイの香りが。秋ですねえ。
そんな涼しくなってきたこの頃にぴったりの、1カセでできる素敵な作品を紹介(One Skein Wonder - 英語にはOne Hit Wonder=一発屋という言葉があり、それをもじっているのかな)。
ショップで販売しているBlue Sky AlpacaのTechno(テクノ)を使ったカウルです。パターンはニューヨークの有名毛糸ショップ、Purl Sohoのブログから。そう、フリーパターンです(こんどこそ!)。パターンではTechno2カセとなっていて、実際3段くらい編み足りませんでしたが、1カセで行けるところまで行きました。それで十分な高さになりました。
裾から始め、引き返しで前だけ沢山編み、途中から減目をしながら輪で編んでいく構造になっています。
あれ、Purl Beeの写真とちょっと違う?鋭いです。パターンでは裾はガーター編みですが、うっかりメリヤスにしてしまいました。編んでいる時は丸まったけれど、スチームをあてたらこの通り、全く大丈夫!
糸について。このTechnoという糸、ペビーアルパカとシルクとメリノウールを混紡した、夢のように軽い毛糸。50gで100gのChunky(Worstedより太い毛糸)くらいのボリュームがあります。つまり、普通の極太毛糸の半分くらいの軽さ!
今年の5月にアメリカの見本市でBlue Skyの商品を紹介してもらった際、とにかく一番気に入ったのがこのTechnoでした。シルクが入って特殊な紡績をしている分、お値段はちょっと高くなるので、1カセでできる作品はないかと探した結果、このパターンを発見。
私が見たのはシンプルな長方形のショールで、素晴らしい肌触りと高級感でした。6カセぐらい使っちゃいますが、そんなご褒美ショールもおすすめ。
amirisuではオトナな4色展開しています。週末のお手軽プロジェクトとして、いかがでしょうか。また、編み目があまり目立たないので、初心者さんの引き返しの練習にもおすすめです。(京都では皆さん自転車に乗るので、マフラーよりもカウルが便利、とのお客様のコメントも。)
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丁度いい針も買えます(US10.5、6.5mm)。